バイナリーオプションは本当に稼げるのか?

バイナリーオプションは、2000年に入ってイギリスで初めて商品化された歴史の浅い金融商品です。日本にバイナリーオプションが登場した時期も、つい5~6年前のことであり、認知度は高まりつつあります。一方で、金融商品として見た場合に稼げるものなのか、あるいは取引の特性上ギャンブルと何が違うのか、といった疑問に対し、明確な答えが出せていないようにも感じます。ここでは、金融商品として見たバイナリーオプションは稼げるものなのか、ギャンブルとどちらが稼げるのか、考察した結果をお伝えします。

「バイナリーオプションは儲かる」なんて、うまい話なのか?

金融商品の勧誘の常套句に「株式は儲かりますよ!」「FXは初心者でも稼げます!」といった表現が多用されています。バイナリ―オプションも例に漏れず「バイナリーオプションは儲かりますよ!」といった表現をWebサイトや書籍で目にする機会が非常に多いです。

「儲かる」や「稼げる」という言葉は非常に短い言葉ですが、その裏には短い言葉では表せない準備やトレーニング、経験や知識が往々にして必要です。それを知らずにこうした金融商品に飛びつくと、痛い目を見ることになります。バイナリーオプションも同様に、何もせずに簡単に稼げるものではありません。

しかし、バイナリーオプションを含むどの金融商品にも言えることですが、明確な投資ルールと少しの知識があれば、比較的稼ぎやすい金融商品です。そのため、バイナリーオプションは、単なる「うまい話」ではなく、「投資に対する準備が適切に出来てさえいれば非常にうまい話」という認識です。

バイナリーオプションとパチンコ、効率的に稼げるのはどっち?

それでは、金融商品のバイナリーオプションとギャンブルは、どちらが効率的に稼げるのでしょうか。ここでは、ギャンブルの代表格としてパチンコを例に挙げ、それぞれ資金を1万円として考えてみましょう。

パチンコで効率的に稼ごうとする場合、「時間効率」を最大まで上げる必要があります。パチンコは打つ機種によってリーチの長さや潜伏演出の長さが異なるため、できるだけリーチや潜伏演出の短い機種を選ぶことで、1時間当たりの回転数、すなわち時間効率を上げることが必要です。1日当たりの総回転数が上がれば、確率論では大当たりの発生確率も上昇しますので、結果的に大きく稼ぐことができる、という理論です。

時間効率の良いパチンコの機種として有名な「海物語」シリーズは、1日当たり2,000回転するそうですので、10時から23時まで連続して打ったとして1時間当たり154回転になります。上手い人は、10,000円を1日で20,000円まで増やせるそうですので、金額で見た効率は2.0倍になります。朝から晩までパチンコを打つというのは、普段パチンコをしない人にとっては考えられないことですが、資金が2.0倍に増やせるのは凄いことだと思います。

一方のバイナリーオプションは、業者により異なるのですが、平均して1回号2時間の取引期間が1日あたり10回用意されています。取引における1枚当たりのペイアウト(払い戻し)は1,000円、掛け金はペイアウト金額の半分の500円とし、1回の取引で5枚分を掛けるとしましょう。よって、1回号当たり2,500円(500円を5枚分)を掛け、的中すると掛けた2,500円に2,500円を足した5,000円が支払われ、外してしまうと掛けた2,500円を失うことになります。これを、1日当たり10回の取引回号全てについて同じ条件で行うこととします。

この場合、トータル7勝3敗で残金20,000円になりますので、4回負けるとパチンコで稼ぐ場合よりも効率が悪くなります。しかし、バイナリーオプションの場合は、的中させるのが難しい場合はその回の取引を見送ることも可能です。高い確率で勝てそうな回号のみ取引するのであれば、10回中1度も負けずに4回勝てば良いのです。これは非常に現実的な戦略であり、再現性も高いと思います。

パチンコの場合は、そのときの運にも左右されますが、長い時間打つ必要があるでしょう。そもそもパチンコが好きな人にとっては楽しいだけでしょうが、そうでない人にとっては苦痛だと思います。一方、バイナリーオプションの場合は、PCだけでなくスマホからも取引可能ですし、取引の注文を出した後は2時間後の結果が出るまでほったらかしです。「この場合は勝てる確率が非常に高いから注文を出す」という取引のルールだけは予め決めておき、それに従うのみですので、拘束される時間は非常に少なくて済みます。

バイナリーオプションとパチンコは、事前準備が勝つうえで大切だと思いますが、拘束される時間や手軽さを考えると、バイナリーオプションの方がパチンコよりも遥かに楽だと思います。

バイナリーオプションのHIGH&LOW勝率アップのポイントは?

それでは、バイナリーオプションで稼ぐためのポイントは、何があるのでしょうか?ここでは、バイナリーオプションの代表的な取引方法である「HIGH&LOW」を例に挙げて考えてみましょう。

「HIGH&LOW」とは、「ラダー」という呼び名で呼ばれているバイナリーオプションの取引方法の1つです。判定時刻の時点のレートが目標レートより高い(HIGH)か低い(LOW)かを予想するもので、予想が当たれば掛金+利益が得られ、予想を外した場合は掛金を失います。また、ペイアウト金額(掛金と利益の合計)は予め固定のため、掛金と得られる利益は目標レートによって上下します。
■FXトレード・フィナンシャル ラダーとは
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■FXトレード・フィナンシャル ラダーの判定
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掛金と利益は負の相関関係にあるため、支払う掛金が多い目標レートは得られる利益が少なく、逆に支払う掛金が少ない目標レートは得られる利益が多くなります。支払う掛金が多い目標レートは、現在のレートから近い位置にあるため達成の可能性が高く、必然的に得られる利益も少なくなる、という理屈です。よって、得られる利益が多いからといって、支払う掛金の少ない目標レートばかり選んで取引していては、まったく予想が当たらないと思います。

そのため、利益の大小はひとまず置いておいて、あくまで勝率に拘るのであれば、掛金が多くて利益の少ない目標レートを意識して選んでいくと良いでしょう。その場合、当然ながら1回の取引で得られる利益は少なくなるため、金融商品としての投資効率は期待できないでしょう。何回も何日も取引を重ね、少しづつ資金を増やしていくかたちになると思います。

もし、ある程度の利益を1回の取引で得たいと考えるなら、今のレートが判定時刻までに選ぼうとしている目標レートに達するのかどうかを見極められるようになる必要があります。100%予想できるものではありませんが、テクニカル分析を用いたチャートを活用することで、ある程度の予測は可能です。ただし、テクニカル分析の見方を含む活用方法は、一朝一夕で身に付けられるものではありません。まずは勝率重視でバイナリーオプションの取引に慣れながら、徐々にテクニカル分析チャートの見方を覚えていって、徐々に利益重視の取引スタイルにシフトしていった方が、トレーダーとしての経験を多く積むことが出来ると思います。

【結論】バイナリーオプションは他の投資よりも稼ぎやすい

以上をまとめますと、バイナリーオプションは株式やFXのような他の金融商品のような複雑な条件を決めなくても、取引の明確なルールを予め決めておき、そのルールに従って淡々と取引できれば、少ない資金を元に手堅く稼ぐことができると言えます。

しかし、よく目や耳にする「バイナリーオプションは簡単に稼げる」という表現は誤りです。投資の世界の現実はそんなに甘いものではありません。バイナリーオプションで稼ぐためには、チャートの正しい見方や効果的な見方、掛け金に対する利益の適正な比率の見極めなどのように、一朝一夕では身に付けられない相応の下準備があって、初めて「簡単に」稼ぐことが出来るのです。

ですが、欲に負けずに利益よりも勝率重視で取引する姿勢をキープできれば、大きな利益は望めないものの、確実に稼ぐことができます。勝率重視の取引を重ねて勝ち癖を付け、過去の取引の振り返りから適正な掛金と利益との関係を感覚的に分かるようになると、バイナリーオプションで大きな利益を安定して得る取引ができるようになることでしょう。

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